ニキビは、皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まりなどが原因で起こる皮膚疾患です。思春期に発生することが多いですが、大人になってからもホルモンバランスの乱れや、ストレス、間違ったスキンケアなどによりニキビができます。

ニキビは一般皮膚科の保険診療で治療できるため、軽度であれば一般皮膚科の診療を受けるのも一つの選択肢です。一方、美容皮膚科では、一般皮膚科にはない施術や薬の処方が受けられるので、「ニキビがなかなか治らない」「ニキビが繰り返す」「ニキビ跡をきれいにしたい」という方は美容皮膚科での治療を検討されるとよいでしょう。

美容皮膚科では、ニキビやニキビ跡の治療を行いながらニキビのできにくい肌へ根本から改善し、美肌を目指すことができます。

ニキビ・ニキビ跡治療をご希望の方は、まずはカウンセリングをご予約ください。当院のカウンセリングは無料です。

ニキビ・ニキビ跡治療とは?

ニキビ跡の種類

ニキビの炎症が長く続き真皮層まで達すると、表面のニキビが治った後もニキビ跡が残り続けます。ニキビ跡には大きくわけて、赤み、色素沈着(シミ)、クレーター(陥没)、しこりやケロイドといった膨らみを生じるものの4つがあります。

赤み

最も多く見られるのが、炎症後紅斑(えんしょうごこうはん)とも呼ばれる赤みを伴うニキビ跡です。肌の奥に炎症が残っていて赤く見える状態で、軽度であればターンオーバー(肌の新陳代謝)により数ヵ月で消えます。

自宅でできる改善方法としては、スキンケアや生活習慣を見直してターンオーバーをしっかり整えること。スキンケアにはグリチルリチン酸ジカリウム、アラントインなど抗炎症作用のある成分が入ったものが有効です。

色素沈着(シミ)

ニキビの炎症によってメラノサイトが刺激を受けると、肌を守ろうしてメラニンが大量に生成されます。過剰につくられたメラニンがスムーズに排出されず、茶色いシミのように肌に残ってしまった状態です。

症状が軽ければ数ヵ月で徐々に薄くなっていきますが、紫外線を浴び続けることで悪化することもあります。

日常的なケアとして紫外線対策を徹底しましょう。スキンケアにはビタミンC誘導体やトラネキサム酸、アルブチンなどの美白成分が配合されているものが有効です。

クレーター(陥没)

ニキビが繰り返しできるなどで炎症がさらに肌の奥深くまで到達すると、クレーターのように陥没したニキビ跡になってしまうことがあります。炎症により周辺の真皮層の組織が破壊されることで生じます。

爪や不衛生な器具などでニキビを潰すのもクレーターができる原因になるので、むやみに潰さないようにしましょう。

クレーターは、そのままでは自然治癒することが難しく、専門的な治療を受けるのがおすすめです。

しこり、ケロイド

ニキビがミミズ腫れのように盛り上がってしまった状態です。肌の奥深くで炎症が続き、炎症によって破壊された組織を修復しようと皮膚が過剰に再生されることで生じます。

ケロイドの場合は体質によるものも多く、ニキビが出来てしまった場合には放っておかず、すぐに医療機関を受診することをおすすめします。

当院での主な治療方法

美容成分を皮膚内にダイレクトに注入する治療です。症状に適した薬剤を配合することで、ニキビやニキビ跡の回復を早めます。また、針の刺激によって肌が本来持つ治癒力を高め、ニキビのできにくい肌質へ改善します。

特定の波長の光を肌に照射します。毛細血管を収縮させて赤みを目立たなくし、メラニン色素を分解してニキビ跡の色素沈着を改善します。ダウンタイムがほとんどなく、施術直後のメイクも可能です。

16本の極細針がついたマシンで肌に微細な穴を無数に開け、肌本来の治癒力を高める治療です。ターンオーバーを促し、凹凸のあるニキビ跡を改善します。

マシンを使わない治療

薬剤をやさしくマッサージしながら肌に塗布します。古い角質を取り除くことでターンオーバーが促され、定期的に行うことで高い美白効果が得られます。色素沈着を伴うニキビ跡に効果が期待できます。

サリチル酸が30%配合されたピーリング剤を塗布します。即効性がありダウンタイムが短いという特長があります。サリチル酸の殺菌作用によりアクネ菌を除去しニキビを改善する効果があります。

ニキビの炎症や、炎症後の色素沈着を抑える成分を体内に直接投与することで、体の内側から治療効果を高めます。ビタミンCやビタミンB群、グルタチオン、トランサミンなど症状にあった配合の点滴を処方いたします。

ホームケア

ニキビ肌にお悩みの方のために、3種類の内服薬を組み合わせた当院オリジナルの内服薬セットです。継続して服用することでニキビや肌荒れを改善へと導きます。

ニキビに使われる漢方では「ツムラ漢方【125】桂枝茯苓丸料加薏苡仁」があります。血のめぐりを良くして、肌に栄養を行き渡らせることで肌のターンオーバーを正常化し、ニキビや肌荒れを体質から改善します。

ビタミンCをリポソーム化することで吸収率を高めた液状タイプのビタミンCサプリメント。1日1~3包を目安にライフスタイルや体調に合わせて摂取できます。

シダ植物から抽出された安全性の高い飲む日焼け止め。頭皮や目など全身の紫外線対策ができます。

メラニン抑制作用のあるハイドロキノンを4%配合したスポットケア用クリーム。ニキビ跡の赤みや色素沈着を防ぎます。進行中のニキビには使用しません。

肌のターンオーバーを促し、ニキビやニキビ跡の改善が期待できます。アクネ菌を殺菌する外用薬を併用するなど、症状に合わせた最適なスキンケアプログラムをご用意しています。

ホームケアアイテムはオンライン診療でも購入できます。

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ニキビ・ニキビ跡を
つくらないためのケア

洗顔

毎日の洗顔は、ニキビの予防や改善に効果的です。ただし、洗顔のしすぎは皮脂の過剰分泌を引き起こすことがあるため、多くても1日2回までにしましょう。また、強い刺激を与えるスクラブ洗顔やブラシの使用は避け、手で軽く洗うことをおすすめします。

スキンケア

ニキビに効果的な成分を含んだ洗顔料や化粧水、保湿クリームなどを使用することで、ニキビの改善につながります。

特に、サリチル酸やベンゾイルペルオキシド、レチノールなどの成分が含まれたアイテムが有効です。ただし、肌に合わないものを使用すると、かえってニキビが悪化することがあるため、自分の肌に合ったものを選ぶことが大切です。市販のものでは、有効成分が一定の濃度で配合されている「医薬部外品」を選ぶのがおすすめです。

食生活の改善

過剰な油分や糖分の摂取は、ニキビの原因になることがあります。バランスの取れた食生活を心がけ、ビタミンや食物繊維など、栄養バランスが良く、肌に必要な栄養素が豊富な野菜や果物を積極的に摂取しましょう。また、適度な水分補給によって、体内の老廃物を排出することができ、肌の新陳代謝を促進することができます。

ストレスの軽減

ストレスは、ホルモンバランスを崩し皮脂分泌を増加させるため、ニキビの原因となることがあります。ストレスを感じた場合は、適度な運動やリラックスする時間を持つなど、ストレス解消に努めましょう。適度な運動や十分な睡眠、入浴時にはシャワーで済まさずに浴槽にゆっくり浸かることも大切です。

紫外線対策

紫外線の影響で肌がダメージを受けると皮脂の分泌量が増え、ニキビができやすくなります。また、紫外線を浴びると色素沈着型のニキビ跡が悪化するため、日焼け止めを塗ったり、帽子やサングラスなどでしっかりと紫外線対策を行うことが大切です。

ニキビ・ニキビ跡治療について
よくいただくご質問

なぜニキビを自分で潰してはいけないのですか?
ニキビを潰すと炎症が悪化し、色素沈着や陥没となって肌に残りやすくなります。ニキビを潰すことは避け、適切なケアを行うことが大切です。
ニキビ跡はきれいになりますか?
軽度のニキビ跡であれば、時間が経つにつれて自然に消えていくことが多いです。
繰り返すニキビや深刻なニキビ跡でお悩みの方は、適切な治療を行うことで改善が期待できます。
施術については1回でも症状の改善を実感される方はいらっしゃいますが、通常はある程度の回数と治療期間を要します。症状やご予算に合わせて最適な治療法をご提案いたしますので、ご遠慮なく無料カウンセリングにてご相談ください。
ひどいニキビ肌で悩んでいます。未成年でも治療はできますか?
未成年の方の契約には親権者様の同意書が必要です。
以下のリンクより「未成年同意書」をダウンロードして印刷していただき、必要事項を記入、捺印の上、ご来院時に受付へお渡しください。

未成年同意書のダウンロード(PDF)

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