顔のしわは見た目の印象を左右するため、多くの方が抱えているお悩みです。「ほうれい線が目立ってきた」「目尻のしわをなんとかしたい」といったご相談もたくさんいただきます。

しわができる原因は、老化だけではなく、紫外線や乾燥も大きく影響します。しわができる場所や程度にもよりますが、一度できるとホームケアだけではなかなか完全には消えないことが多く、年齢とともに深くなる傾向があります。

しかし、美容皮膚科の治療では、真皮や皮下組織にもアプローチすることができ、しわを軽減することができます。

しわは、肌の表面だけではなく、皮下組織や筋肉の変化が影響しています。そのため、肌の内部の構造を踏まえた上で症状を見極め、最適な方法で対処することが重要です。

しわの治療をご希望の方は、まずはカウンセリングをご予約ください。当院のカウンセリングは無料です。

しわ治療とは?

しわの種類

肌には、表面の「表皮」、深いところにある「真皮」、さらにその下にある「皮下組織」の3つの層があり、しわは表皮から真皮層に進行するにつれ、段々と深くなっていきます。

顔のしわは、大きく分けて「小じわ」「表情じわ」「真皮じわ」「たるみじわ」の4つに分類できます。

小じわ

肌の浅い層の表皮にあるしわで、主に肌の水分不足が原因でできます。細かいしわが縮緬(ちりめん)生地の細かな凹凸に似ているため「ちりめんじわ」とも呼ばれます。乾燥しやすい目元や口元にできやすく、年齢を重ねるにつれて深くなることもあります。

小じわは美容液やクリームなどで適切な保湿を行うことで改善することができます。当院では、ご自宅でできるケアとして、古い角質を取り除き柔軟性を取り戻すスキンケア治療プログラムもご用意しています。

表情じわ

笑ったり怒ったりするときの顔の筋肉の収縮に伴ってできるしわで、笑ったときにできる目尻のしわや、額にできる横じわが代表的な表情じわです。年齢とともに肌の弾力が低下することで、しわが深くなり定着しやすくなります。

表情を出すことでできるしわなので、セルフケアで完全になくすことはできませんが、保湿や適切なスキンケアを行うことで改善することができます。治療では、肌の弾力を蘇らせたり、筋肉の収縮を抑制することで表情じわを改善します。

真皮じわ

真皮層に達した深いしわです。表情を動かしていなくても目に見えるしわで、小じわや表情じわが肌に記憶され、真皮じわへと進行していきます。

加齢や紫外線のダメージによって、真皮層のコラーゲンやエラスチンなどの成分が減少することで、肌の弾力が失われ、深いしわになります。

真皮じわを改善するには、真皮層にアプローチして組織の修復を促す注入治療や、肌再生を促す治療がおすすめです。コラーゲンやエラスチンの生成を助ける成分を点滴や内服で摂取することもしわ改善につながります。

たるみじわ

肌のたるみによってできるしわで、さらに皮下組織や筋膜がたるむことでくっきりと目立つようになります。老化による表情筋の衰えや弾力の低下が原因で、目の下や首の下にできるしわ、ほうれい線などもたるみじわです。

たるみじわは、肌の内側からヒアルロン酸でボリュームを補ったり、皮下組織を引き締めるなどの方法で改善することができます。さまざまな原因が複合的に影響していることが多いので、症状にあった治療が必要です。

当院での主な治療方法

美容成分を皮膚内にダイレクトに注入する治療です。症状に適した薬剤を配合することで、小じわからたるみじわまで様々なしわのお悩みに効果を発揮します。

肌本来の治癒力を高める治療です。コラーゲンやエラスチンなどの増生を促し、肌にハリと弾力を取り戻します。コラーゲンピールを併用する「ヴェルベットスキン」は、より高い効果が期待できます。

超音波を照射することでたるみを引き締める治療法です。表皮から皮下組織まで様々な層にアプローチが可能で、たるみじわだけでなくデリケートな目の周りのしわや引き締めにも効果的です。

マシンを使わない治療

薬剤をやさしくマッサージしながら肌に塗布します。古い角質を取り除くことでターンオーバーが促され、定期的に行うことで肌の引き締め、弾力アップ、しわの改善効果が期待できます。

サリチル酸が30%配合されたピーリング剤を塗布し、古くなった角質を溶かして除去します。ターンオーバーが促進されることで、小ジワや毛穴の引き締めなど様々な美肌効果が得られます。

美容成分を体内に直接投与することで、体の内側から治療効果を高めます。サプリメントや内服薬に比べて、効果を実感しやすいのが特長です。症状にあった配合の点滴を処方いたします。

ホームケア

肌の老化予防、美肌を目指す方のために、当院オリジナルの内服薬セットをご用意しています。継続して服用することで、しわの予防を体の中からサポートします。

ビタミンCをリポソーム化することで吸収率を高めた液状タイプのビタミンCサプリメント。1日1~3包を目安にライフスタイルや体調に合わせて摂取できます。

肌のターンオーバーを促し、しわの改善が期待できます。症状に合わせた最適なスキンケアプログラムをご用意しています。

ホームケアアイテムはオンライン診療でも購入できます。

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しわをつくらないためのケア

スキンケア

しわの改善には、適切なスキンケアが重要です。乾燥はしわの大きな原因となるため、保湿効果の高い化粧水やクリームでしっかり保湿しましょう。

スキンケア用品は、ナイアシンアミドやレチノールといったコラーゲンの生成を促す美容成分を含んだものを選ぶとよいでしょう。市販のものでも厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が一定の濃度で配合されている「医薬部外品」を選ぶのがおすすめです。

紫外線対策

しわを作らないためには、紫外線対策が重要です。日焼け止めを使うことはもちろんのこと、帽子やサングラスなどで直接紫外線を浴びる面積を減らしたり、日傘を使用するなどの対策も有効です。

また、紫外線ダメージを受けた肌には、ビタミンC誘導体、ヒアルロン酸などの美容成分を含んだものを使って、しっかりとケアを行うことが大切です。

生活習慣の改善

しわの改善には、生活習慣の改善も大切です。喫煙や飲酒の習慣を改める、睡眠をしっかりとる、適度な運動を行ってストレスを減らすといった生活習慣を心掛けることで、しわを予防することができます。

また、しわのお悩みが多い目元は、かゆみを感じた際などにゴシゴシと擦ってしまうことが多い部位ですが、目元の皮膚は非常に薄いため、擦っただけで大きなダメージを受けてしまいます。極力擦らないように気をつけましょう。

しわの治療について
よくいただくご質問

目元のしわが気になります。目の周りのしわも改善できますか?
水光注射や目の周り専用のHIFUアイシャワーなど、症状によって最適な施術がありますので、カウンセリングでご相談ください。
しわの治療にはどのくらいの期間が必要ですか?
しわの程度と治療法により異なります。
軽度のしわの場合は1回の施術で改善が見られることがありますが、治療後も肌を若々しく保つためにも定期的なメンテナンスをおすすめしています。
しわ予防で保湿するためにコットンで化粧水をつけたほうがいいですか?
しわ予防には保湿が重要ですが、コットンの摩擦は肌にとって負担になることがあります。特に敏感肌の方は日常的にコットンを使用するのは避けたほうがよいでしょう。
手で化粧水をつける場合は、やさしく押し込むようにして肌に浸透させると効果的です。

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