ルミガンとは?
ルミガン®はもともと緑内障の治療薬ですが、その成分の「ビマトプロスト」に発毛・育毛効果が認められ、まつ毛貧毛症治療にも用いられています。
まつ毛貧毛症とは、症状としてまつ毛が不足していて不十分な状態のことをいいます。ルミガン®はそういったまつ毛が少ない、短い、細い、薄いなどの症状を改善します。液状の外用薬のため、専用ブラシで上まつ毛の生え際に塗布して使用します。
ルミガン®で改善できる症状
上まつ毛が少ない、短い、細い、薄いなどまつ毛が不十分、不足している状態における上まつ毛の長さ、豊かさ(太さ)、濃さの改善
MEDICAL TREATMENTルミガン®(まつ毛貧毛症治療)
上まつげの長さ、豊かさ(太さ)、濃さを改善する外用薬
「ルミガン®外用液剤 0.03%2.5mL」
使用箇所
上まつ毛の生え際のみ。下まつ毛には使用できません。
PRICE LISTルミガン®(まつ毛貧毛症治療)の料金
※全て税込価格です。
ルミガン® | |
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ルミガン 2.5ml 単品 | ¥4,235 |
ルミガン 2.5ml 専用ブラシ付セット | ¥5,500 |
ルミガン®はオンラインでご購入いただけます。
FEATUREルミガン®(まつ毛貧毛症治療)の特徴
医師による診察に基づき処方された外用薬「ルミガン®」を、ご自宅でご自身の上まつ毛の生え際に塗布していただきます。
まつ毛には他の体毛と同じように「毛周期」があり、一定周期で生え替わりを繰り返しています。まつ毛の毛周期は約5ヶ月〜12ヶ月と言われていて、ルミガン®の有効成分ビマトプロストが成長期にある毛包の割合を増やすと同時に、休止期の毛包の割合を減少させ、その結果、まつ毛の成長期間が長くなり、上まつ毛を長く・太く・濃くすることができると考えられています。
まつ毛貧毛症とは?
まつ毛貧毛症とはまつ毛が不十分であったり不足していたりする状態を指します。まつ毛が少ない・短い・細い・薄いと感じる方は、まつ毛貧毛症の可能性があります。
まつ毛貧毛症の原因で最も身近なものは、間違ったまつ毛ケアによる毛包周辺へのダメージです。まつ毛は、加齢によってもその長さや濃さが減少し、年を重ねるごとに弱々しくなっていきます。他にはアトピー性皮膚炎や乾癬などの皮膚疾患や、抗がん剤のなど薬の副作用でまつ毛が抜けることもあります。
まつ毛を濃く美しく育てたいという方は、まず間違ったまつ毛ケアをしていないか一度見直してみてください。
まつ毛がダメージを受ける例
- ビューラーでまつ毛をひっぱる
- ビューラーでまつ毛を根元から立ち上げる
- ビューラーのゴムが劣化したり不潔だったりする
- ホットビューラーの使用
- マスカラを何度も重ね塗りしている
- クレンジング時にまつ毛を強くこする
- つけまつ毛をよくつける
- まつ毛エクステをよくしている
なお、まつ毛貧毛症は医療機関で治療できますが、発毛できる毛包がない場合にはルミガン®による治療効果は得られません。
また、ルミガン®は毎日の使用が効果的であり、使用を中止すると使用前のまつ毛の状態に戻ります。
ルミガン®の位置付け
■ルミガン®(分類:医療用医薬品)
治療を目的とした医薬品。有効成分はビマトプロスト。
■まつ毛育毛剤(分類:医薬部外品)
有効成分配合だが、医薬品に比べて効果が穏やか。
■まつ毛美容液(分類:化粧品)
まつ毛周りの環境を整える、健やかに保つなどが目的。
ルミガン®(まつ毛貧毛症治療)の症例
ルミガン®の効果は臨床試験で確認されています。
効果が認められた代表例
特発性睫毛貧毛症 | がん化学療法による睫毛貧毛症 | |||
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ルミガン®群 N=88(N) | プラセボ群 N=85(N) | ルミガン®群 N=18(N) | プラセボ群 N=18(N) | |
4カ月 | 77.3%(68) | 17.6%(15) | 88.9%(16) | 27.8%(5) |
FLOWルミガン®(まつ毛貧毛症治療)の流れ
- カウンセリング・診察
- 医師とのカウンセリングでお肌の状態をしっかりと確認します。
ご希望やお悩みなど、お気軽に医師にご相談ください。
- 処方
- 診察の結果を受けて薬を処方します(処方できない場合もございます)。
- ご自宅での使用
- コンタクトレンズは外してください。お化粧を落として洗顔した清潔な肌に使用します。
1日1回、夜(就寝前)に、ルミガンの使用方法に記載された指示に従って、上まつ毛の生え際に薬液を塗布してください。
AFTERCAREルミガン®(まつ毛貧毛症治療)のアフターケア
塗布用の専用ブラシは使い捨てです。片方のまつ毛の塗布に専用ブラシ1本を使い、片方に使用したブラシは廃棄してください。
また、薬液が上まつ毛の生え際以外についた場合は、ティッシュ等ですぐに拭き取るか、洗い流してください。
施術当日のメイク | 15分以上経過してからメイク可能です。 コンタクトレンズの再装着は、本剤塗布15分以上経過後に行ってください |
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その他の禁止事項 | 下まぶたへ塗布したり、直接眼に点眼したりしないこと。 |
INFORMATIONルミガン®(まつ毛貧毛症治療)について
有効な回数 | 1日1回、上まつ毛根元生え際に毎日塗布することを推奨します。塗り忘れた場合は使用回数や塗る量を増やさず、定められた用法用量を守ってください。1日1回以上塗布しても効果が高まるものではありません。 |
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治療時間 | 数分間。 専用のブラシを使ってご自分で塗布していただきます。 |
ダウンタイム | ダウンタイムはありません。 |
事前準備 | コンタクトレンズは外してください。お化粧を落として洗顔した清潔な肌に使用します。 |
禁忌事項 | 妊婦の方、妊娠の可能性のある方、授乳中の方、使用する薬剤の成分に過敏症感染性皮膚疾患がある方は使用できません。皮膚疾患や持病のある方、目の手術をした方・治療中の方などは必ずお申し出ください。 |
- ご使用前に
- ルミガンは、夜、メイク落としと洗顔を済ませて清潔な状態にしてから使用します。
コンタクトレンズは外してください。再装着は、本剤塗布15分以上経過後に行ってください。
下まぶたに塗布したり、直接眼に点眼しないでください。
- ブラシの準備
- ブラシを容器から取り出します。ブラシの毛先には触らないようにしてください(必ず専用のブラシをお使いください)。ブラシを水平に持ち、ブラシの毛先部分にルミガンを1滴落とし、染み込ませます。
- まつ毛の生え際へブラシで塗る
- 滴下後すぐに、ブラシを使って上まつ毛の生え際の部分を目頭から目尻の方向へ丁寧に塗ります。下まつ毛には塗らないでください。
塗る時には、液が目の中に入らないように、下まぶたにつかないように気をつけてください。
塗布回数を増やしてもまつ毛の成長は促進されないので、1日1回を超えて塗布しないでください。
- 生え際以外についた液をふき取る
- 液が上まつ毛の生え際以外についた場合は、コットンやティッシュなどですぐに薬液をふき取るか、洗い流してください。
- ブラシを捨てる
- 片方のまつ毛を塗り終えたら、その都度使用したブラシは捨てて、再使用しないでください。
ルミガン®(まつ毛貧毛症治療)の安全性について
ルミガン®はもともと緑内障の治療薬として開発され、日本でも広く使用されている薬です。
緑内障の患者のまつ毛が増えたという報告が多くあったため臨床試験を行った結果、ルミガン®にまつ毛の育毛効果があることが明らかになりました。そのため現在ではルミガン®は緑内障治療だけでなく、まつ毛の育毛に使用されています。医師の診断の上でのみ購入が可能です。
ルミガン®(まつ毛貧毛症治療)のリスクについて
メラニンの増加により、まぶたが黒ずむことがあります。また、目の周りが多毛になることがありますのでご注意ください。
メラニンの増加により黒目の色が濃くなることがあります(片眼のみ使用すると左右で差が出てくることも考えられ、塗布を中止しても元に戻らない可能性があります)。
この薬を使用する場合は、これらの症状について、医師、薬剤師などから十分説明を受けてください。また、まぶたの色調変化や、目の周りが多毛になることを防いだり、軽減したりするため、塗布後は目の周りについた薬をよくふき取るか、洗顔してください。
まぶたのかゆみ、しみる、痛みなどの症状が現れることがあります。
このような自覚症状が持続したり、何らかの異常を感じた場合は速やかにご相談ください。
ルミガン®(まつ毛貧毛症治療)についてよくいただくご質問
- ルミガン®を塗布した後、マスカラをしても良いですか?
- マスカラを使用しても構いません。ただし、塗布する前はマスカラも含めて全てのメイクを落とし、肌を清潔な状態にしてください。
- まつ毛エクステンション(まつエク)をしていても治療できますか?
- まつ毛エクステンションを装着したままでも使用は可能ですが、エクステ自体の劣化が早まる恐れがありますので、予めご了承のうえでお願いいたします。
- ルミガン®の保管方法は?
- 直射日光を避けて室温(1〜30℃)で保管してください。余ったり残ったりした場合は絶対に他人に渡してはいけません。用法容量を守ってお使いください。